今年の2月3月くらいにグロース株で何かいいのがないか物色していたとき、とあるブログで｢[企業分析]ホープを1000万買いました！｣という記事をみかけました。

ホープという会社は全く知らず読んでみたところ｢会社の将来予測成長から計算するPSRで考えれば今の株価は割安、年始の電気料金の値上がりで直近は相当悪い、社長が魅力的｣と分析されていました。

グロース株において将来予想に対するPSRは大事な指標なのでとても魅力的にみえました。

しかし調べてみると、ホープはMSワラントを行いまだ行使が残っている状態だったのです。MSワラントは、既存株式の希薄化に加えて大量の空売りが入る事が多いため株価はほぼ例外なく大幅に下落します。またMSワラントをしなければならない会社は既存株主のことなど考えてる余裕がないことがほとんどです。

その後再度のMSワラントを行い、ホープの現在の株価は最高値からの逆テンバガーを達成してしまっています。

この部分の分析がないのは正直あり得ません。

ホープは今季の売上高は過去最高を記録する予想ですし、債務超過が解消され今後同じようなことが起きなければ株価上昇するのかもしれませんがそんな会社を選ぶことは自分にはできません。

結局、自分で選んだLTSを購入することにしました。

投資において｢他人の意見を参考にしても左右されてはいけない｣ということは鉄則ですが、鉄則とわかっていても左右されそうになります。

とても良い教訓となりました。