日本にオールインした投資の備忘録

後で振り返るための記録、2023.9から日本株にオールイン。動物愛護、反財務省・反緊縮財政・反移民も語ります。

中国はアメリカのGDPを抜けないと思う

イギリスの経済・ビジネス研究センターの報告書で注目されたのが「中国がアメリカのGDPを2028年に抜く」という予測でした。


私は、アメリカのGDPを中国が抜くことはないと思います。


そう思う理由は、コロナによって世界の中国への態度が変わったことと中国共産党がIT企業への圧力をかけていることにあります。


コロナ以前、世界の中国に対する態度は気に入らないところはあるけれどカネ回りがいいから利用しようという経済的利益優先でした。しかし累計400万人が中国発のコロナにより殺され、発生国だと認めないばかりかまともな調査すらさせず調査が必要といったオーストラリアに嫌がらせをする中国の不誠実な発言や態度は、世界が目を覚ますキッカケになったのです。


・日米首脳共同声明で初めて台湾海峡の平和と安定が明記される
・G7首脳宣言で台湾海峡の平和と安定、ウイグル問題の言及
・非同盟が信条のインドをクアッドに加えて中国包囲網の強化


軽く思い起こすだけでも、昨年からこれだけのことが行われました。コロナ前だったら、経済的利益優先でイデオロギーの対立は避けていたと思います。



それに加え中国共産党は、自国のIT企業への締め付けを強めるというオウンゴールをしました。中国の近年の成長はアメリカのIT企業を模倣したIT企業が牽引してきましたが、規模が大きくなるにつれて影響力が大きくなっていきそれを自分たちの独裁しか許さない中国共産党が嫌った形です。


海外へ上場するのも規制かけているようですから、これからはお金がない発展途上国への進出はあるでしょうが先進国で中国企業が大きなシェアをとることは今後はないでしょう。ただ、中国共産党も内需強化へ方向転換していますから成長は続くとは思います。内需強化というところだけは日本政府も参考にするべきです。


さて10年後はどんな未来があるでしょうか