NHKスペシャル「崖っぷちでも頑張っぺ」を見て
まずこの番組をみて感じたことは借金はすべきではない!とひしひしと感じました。
もちろんそれは「自分が」という意味であり、一発あてる気満々の野心家や一般企業の場合はレバレッジ効かせて規模拡大することは否定しません。
番組の内容は、被災地の旅館と水産業者を取り上げたもので共に震災の補助金の返済猶予が迫り首が回らないというもので悲惨なことに何も解決の方向性が見えないまま番組はおわりました。
一応、番組てきには多少の光はでてきたよう!的な終わりにはしていましたが。
借金に追われる姿をみて、自分には耐えられないだろうなと感じました。借金せざるを得ない状況だったから旅館と水産業者を批判する気はありません。
ただ一つ見ていて、ん?と思うこともありました。
それは旅館のほうは、震災の翌年から営業を再開してその後数年は特需だったようで余裕はあったみたいなのですがその時に返済に蓄えておくのではなく「東京のコンサルタントの先生が、より施設を充実させて客を呼んだほうがいい」と言われたからガンガン改築したとのこと。
女将は人が良いのでしょう、特にそのコンサルタントを批判することなく語っていました。
コンサルタントなど、所詮元手などかからなく当たるも八卦当たらぬも八卦に過ぎないことを言いアドバイス料と称しカネをかすめとっていきます。
もちろん先の事などだれもわかりません。
よりお客を呼べる可能性もあったでしょうがほぼ毎日満室の状態で後に毎月110万を240回払いで返済する予定の旅館へのアドバイスとはとても思えません。
女将はここ数年かわるがわる何人ものコンサルタントにアドバイスを求めていたようです。
番組中にきていた、コンサルタントなどはさらにお笑いで色々アドバイスをしてくれたそのコンサルタントを女将は役員に迎えようとします。
そのコンサルタントは役員をしていたリゾート施設をやめてその旅館の役員に就任するかと思いきや、岩手県のアドバイザーかなにかに就任します。
…再建はできる!おれが一番楽しんでるかも、とか言うてましたやん…
所詮コンサルタントなどその程度の人間、組織なのです。しかしそれ以上に「自分のこと、または自分が大切にしているモノやコトを他人に委ねてはいけない」と当たり前のことですが大切なことに再度気付かせてくれた番組でした。
世間はお前らの母親ではない、という利根川の言葉を深く心に刻みました。