持ち株の決算
・LTS
決算発表日を一週間延期したため全て手仕舞いしたLTSですが、結果から言えば問題ない決算でした。
なぜ、延期したのかといえば収益認識基準の影響で今までネット計上していたものをグロス計上することにしたからのようです。計上方法が変わっただけで売上原価もその分計上されていますから利益貢献はなし、売上の上方修正は「かさ増し」です。
この銘柄の課題であり評価の低さの一因となっている営業利益率は、収益認識基準を変えて売上のかさ増しにより今期は5.6%で2024年度予測でさえ12%となってしまいました。かさ増しで売上は見栄えが良くなりましたが、営業利益率の見栄えは悪くなりました。
同じようなコンサルのベイカレントは、営業利益率が一番低い時で13%、2022年2月期に至っては37%でLTSとは雲泥の差です。
現預金の推移は
2018年度末→2019年度末→2020年度末→2021年度末→2022年度第二四半期
12.8億 →13.8億 →26.8億 →24.3億 →19.8億
と、勝負期らしく徐々にお金を使うモードに入っています。
ただ少し気になるのは、減少した4.5億のうち2.9億は借入金・未払い金返済に充ててるだけで、お金をかけると宣言していた採用・教育費と広告宣伝費の支出が少ないこと、それぞれ0.83/3.68億、0.4/1.83億とLTS自身が設定した数値の半分に遠く及びません。
そしてお金をかけていないせいか採用が期初計画達成困難です。今年度の採用目標はコンサルタントとエンジニア合わせて100人ですが、新卒を採用できる第2四半期を過ぎて45人、しかも純増数は23人。完全に昨今の人取り合戦に負けています。
また今回からFPTコンサルティングジャパンのフェーズの記載が始まりました。М&Aの記載は2021年度の第3四半期から記載されています。
色々懸念を言いましたが、中計に傷がついていないため少しづつ買い戻していきます。
・NTT
営業収益、当期利益は伸びは悪くとも過去最高だったようです。
・KDDI
優待廃止にならなくてよかった。