日本にオールインした投資の備忘録

後で振り返るための記録、2023.9から日本株にオールイン。動物愛護、反財務省・反緊縮財政・反移民も語ります。

書籍「総合商社とはなにか」、星1つにも値しなかった。

タイトルに興味を惹かれ、購入しましたが控え目にいって時間の無駄遣いになりました。


まずは、内容が薄い。


200頁あまりの本ですが、50頁は商社の歴史等を延々と語っていて完全に頁稼ぎです。
もちろん、変遷は大切ですが頁稼ぎとなると間延びします。
「本書では新しい理論的枠組みを用いて~、機能の本質とはなにかをあきらかにしていきます。」と105頁にあったときは、半分過ぎてようやく本題かとうんざりしました。


そして本題にはいると「商取引だけではなくビジネスモデルを作ることが商社だ」ということが表現をほぼ変えずに、うんざりするほど繰り返されます。
頁稼ぎに、繰り返しってほぼ中身ない。


しかし、ここまでは大した問題ではありません。


猿島弘士なる人物は大きな間違いを2つ犯しています。


1つは、これからはグローバルだー!と時代遅れなことを連呼している点。


「ウクライナ情勢によりグローバルの社会経済が不透明だ」と言っているのに、グローバル市場に出ろとは一体何を考えているのか。


ロシアのウクライナ侵攻以前に、コロナによってグローバリズムへの考え方は大きく変わったはずです。


例えば、コロナではマスクなどは自国企業が他国で生産していても他国から輸出をストップされてしまい価格が高騰しました。また、現在EUはロシアにエネルギーを握られ光熱費高騰の憂き目にあっています。


核心的な物資やエネルギーは自国・自前で供給能力を持たなければなりません。
グローバリズムは終わりました、これからはローカルで考えることが必須です。


猿島さんは、喉元過ぎれば、でもう忘れてしまったのでしょうか。



もう1つは、これも非常に残念な考え方ですが、なんとあの矢野論文の信者であった点です。



虚偽の財政破綻論を展開し、国債への信用を落とそうとした犯罪者矢野康治です。
現在は、一橋大学へ天下り中です。



まぁ、言葉がありませんね。
自国通貨建て国債の発行額1000兆が問題だということは、民間に流れている1000兆を国に戻したいってことなんですが、財政破綻論の信者は自分が大増税推進していると気づいてないのでしょう。財務省の思うツボ、情けない。これくらいのことがわからないのに本を執筆するな!