日本にオールインした投資の備忘録

後で振り返るための記録、2023.9から日本株にオールイン。動物愛護、反財務省・反緊縮財政・反移民も語ります。

JT減配から学ぶこと

配当銘柄のど真ん中であったJTがついに減配となりました。



一時期は1500株を保有していましたが、上記の記事を書いたあと徐々に処分して結局全てを処分していたため今回の減配→大幅下落のループに巻き込まれることはありませんでした。
決算資料をみると配当性向75%めどにするためさらなる減配が予想されることも大幅下落している一因なのでしょう。
運よく逃げれることができましたがJTへの投資だけでみると4万損していますし、逃げ切れて良かったと自己満足することだけでは成長がないのでここから得られる教訓は何かを考えてみたいと思います。


今回の決算を受けて最近の業績の変遷を書くと


売上高は2兆2500億→2兆1400億→2兆1400億→2兆2160億→2兆1750億→2兆925億→2兆800億(来期予想)
営業利益は5650億→5930億→5610億→5650億→5020億→4690億→3630億(来期予想)


6年で売上高は1700億減、営業利益は実に35%減の2020億減になります。


配当の源泉となる営業利益は右肩下がりで配当支払い総額は増配により右肩上がりという状態が数年続いていました。


端的に書くと得られる教訓は「配当性向が高すぎる銘柄は危ない」というシンプルなものです。


JTは「減配したことがない」「大株主が財務省だから減配はない(同じく財務省が大株主のNTTは減配したことがありますからこう思っていた方は少ないかも)」から減配はないと一部では言われていました。しかし、そんなものは関係なく企業は稼いだお金以上の配当をだすことはできないということを強く認識しました。今まで非減配だろうが、累進配当をうたっていようが業績が悪化すれば減配の可能性が高くなってくる。
そのため、個別株に投資するときは業績の推移や決算説明資料を注意深く視なければしなければいけません。JTは前回の決算説明資料で今まであった配当の記載がなくなっていました。






今後JTへの投資をすることはありませんが、得るものはありました。