日本にオールインした投資の備忘録

後で振り返るための記録、2023.9から日本株にオールイン。動物愛護、反財務省・反緊縮財政・反移民も語ります。

臆病者の島

マスターキートンをご存知でしょうか。元軍人にして保険のオプの平賀キートン太一が主人公の漫画・アニメです。


その中で大好きな回が「臆病者の島」です。


ある日キートンは、軍隊時代の上司の息子エリックが経営している小さなホテルをバカンスで訪ねます。エリックはなくなった父親同様軍人であり、勇敢だった父親を誇りに思っています。



そんな中マフィアにホテルが襲われ、キートンやエリックたちは捉えられてしまいます。捉えられた中には昔アンゴラの白い豹と恐れられたフォスター大佐もいましたが、酒に女にどうしようもなくマフィアに対抗しようと結束を呼び掛けるエリックに「勇敢だなあ、勇敢なやつはみんな死んだよ。おれがなぜ今まで生き残っているかわかるか?それはおれが臆病者だからだ」と言い放ちます。エリックはフォスター大佐を軽蔑し単身マフィアに向かっていくのでした。


しかし一人先走りマフィアに半殺しにされたエリックを救ったのは、彼が軽蔑したフォスター大佐だったのです。フォスター大佐は、機をみてエリックを救い銃で撃たれながらもマフィア退治に中心的な活躍をしました。彼のいう臆病とは闇雲ではなく正確に分析し行動するということだったのです。


最後救護を待つキートンとエリックの会話で物語は終わります。


エリック「僕は恥ずかしい。あの人がいなければ僕はとっくに死んでいました。なのに僕はあの人を臆病者呼ばわりして」


キートン「臆病というのは決して恥ずかしいことじゃないさ。命を大事にする人はみな臆病者なんだ。」


エリック「僕はなれるでしょうか、あの人のような勇気がある臆病者に」






最近の投資環境にふとこの話しを照らし合わせてしまいます。未だ自分には価値がわからないビットコインが最高値更新していたり、株価も好調であまり手をだす気になりにくいです。闇雲に果敢なことはせずにしっかり機をみて分析をし、フォスター大佐のように勇気ある臆病者になり市場を生き残りたいと願うばかりです。