日本にオールインした投資の備忘録

後で振り返るための記録、2023.9から日本株にオールイン。動物愛護、反財務省・反緊縮財政・反移民も語ります。

さようなら!菅義偉。次の首相にふさわしい人物とは

菅義偉が、昨日総裁選に出ないことを発表しました。


本当に良かった


日本国の首相でありながら「自助が大事(お前らを助けない)」というメッセージをいち早く出し、コロナ禍で就任して最初にしたことはケータイ代を通信会社に圧をかけて下げさせるという頓珍漢なものでした。そもそも国民の財政状態を心配するのであれば減税をすべきでした、消費税凍結などやるべきことはたくさんあります。


菅義偉の信条は「既得権益を打破して、構造改革を遂行する」というものです。


構造改革といえば何か変わりそうな気がする響きがあるだけで、参入障壁を既得権益とレッテルを張り、そこを壊して競争をさせるという日本破壊行為です。


なぜ参入障壁があるのかといえば、そこには安全性が担保されねばならないからに他なりません。


例えば、世界最高水準の安全性を持つ水道事業を民営化しようという動きがあります。そもそもきちんと政府が支出して整備すればよいだけの話で全ての諸悪の根源は緊縮財政なのですが、民営化すれば効率的に事業が行えるというのが菅をはじめとしたグローバリストの意見です。


民営化されれば外資も参入して、儲け優先で質や安全性は二の次になり仮に儲けが出なければ撤退してボロボロの状態で水道事業が放置されることになります。国民の健康上水道の質を落とることは万に一つもあってはいけないことです。


水道に限らず、国民の生活基盤になるものや安全性が担保されなければいけないものは国がきちんと支出し管理しなければなりません。


外資が参入しなくとも、民営化された鉄道や道路で何が起こったでしょうか。
鉄道では、儲からない路線は維持されず使用者が少なければ移動手段が奪われました。
道路では、高速道路において暫定2車線が日本では未だ3割あり放置されています。中央分離帯もないため正面衝突の確率も一般的な高速道路よりも格段に上がり国民は危険にさらされています、他の先進国ではほんの数%しかないというのに。


できるだけカネを出したくないだけの小さい政府を目指すグローバリスト政権は菅義偉で終わりにしてもらいたいところです。ここ数十年、日本の政治が行ってきた集大成のような男でした。



今回の総裁選で、一番真っ当な候補はコロナが終わるまでではなくインフレ目標達成まで積極的に財政出動をするといっている高市早苗でしょう。


次点は、コロナ収束までは財政出動するといっている岸田文雄でしょうね。ただしPB黒字化を捨ててはいないのが問題でそこさえ転換できれば岸田文雄は化ける可能性を秘めています。


一番危険なのは菅義偉と同じ考えの河野太郎です。
この男は論外。