日本にオールインした投資の備忘録

後で振り返るための記録、2023.9から日本株にオールイン。動物愛護、反財務省・反緊縮財政・反移民も語ります。

LTSの今後3

LTSは小型グロース株で、当たれば資産形成を一気に押し上げてくれるいわばホームラン狙いの銘柄です。基本的には中長期目線ですが、昨年今年と売買をして売却益を得ながら現在は買い戻し3,400株保有しています。




昨年2月に中計を上方修正したものの、今年2月に2023年度の営業利益を下方修正。
3Qの決算で、2023年度の売上高と2度目の営業利益下方修正。




売上高の進捗は1Qで22%、2Qで43%と2023年度はかなり悪く、とりわけ成長分野であるはずのプラットフォーム事業は悲惨で、2Qの時点で外部顧客への売上高成長率は1%、3Qになってもあまり上向かず6%、さらに主力のプロフェッショナル事業においても新人を大量採用して3Qから戦力にするという浅はかな目論見は大きく外れ、逆に教育で現有戦力の稼働率が悪くなり目標の売上高をクリア出来ず。
HCSホールディングスを買収して4Qから連結され売上高10億かさ増しがあっても、あえなく下方修正となりました。


全ての原因はLTS自身の見通しの甘さに他なりません。
上方修正した後に二度も下方修正しているのが良い証拠です。


それでは、今後の投資方針はどうするのか。

結論として、ここで定めた中計の期間、増収増益を続ける限りホールドという方針を継続。



これを書いた当時の中計のうち売上高120億は、プラットフォーム事業の会計基準の変更やHCSホールディングスの買収などがありオーガニックで達成したかは微妙なところですが数字上は達成確実です。


見通しが甘かっただけで売上高は前年比17%は成長していますし、会社がなぜか3か月で戦力になると見込んでいましたが、大量採用した新卒人材が来年度以降に徐々に戦力となっていくでしょう。


それを考えると現在の時価総額140億はさすがに割安すぎます。以前のような過度な期待はありませんが、引き続きホールドです。



この記事で「売上高の進捗が芳しくない点が大きな懸念点でしたが、樺島社長は今期の業績達成に自信を持っていました。日本企業にありがちな業績予想を保守的に出して上方修正をする会社なので、自信を持っているのであれば信用しても良いかなと。」と書きましたが、結局売上高も下方修正されました。


言葉より、業績で判断する。


これに尽きます。わかっていながらも甘かった。