全ての要は、エネルギー自給率
日本は、安全保障・経済安全保障・食料自給率・全国のインフラ整備など列挙しきれないほどの問題を抱えていますが、物理的な問題の全ての根幹がエネルギー自給率です。
電力がなければ、戦闘機も飛ばせないし、経済活動もできないし、作物を生産することもできません。
そして日本のエネルギー自給率は、わずか11%です。
日本には化石燃料はありませんので、それ以外で賄わねばなりません。
中長期的には核融合によるエネルギー問題解決なんだろうと思いますが、エネルギー自給率改善をそこまで待つことはできません。なぜなら中国共産党が台湾・尖閣諸島有事を起こした場合、近海を封鎖されエネルギー輸入ができない、またエネルギーが調達できたとしてもかなり迂回しなければならないためコストが大幅上昇する恐れがあります。
日本政府は国産エネルギーになりうるもの全てに広く分散して投資すべきで、個人的には以下に注力してもらいたい。
・長期に渡り稼働し、安定的なベースロード電源である水力発電・小水力発電・地熱発電の拡大
・ペロブスカイト太陽電池
・日本では生産できないLNGなどから発電する改質法ではなく、電解法によって生産されば水素による水素発電
・渡邉信氏による藻類バイオマス発電
他にも海流・潮流発電など数多くの研究がなされていると思いますが、1つがダメになっても他で対応できるように、繰り返しになりますが広く分散して日本中のあらゆる可能性からエネルギーをかき集めてもらいたい。
逆に、早期に撤退してほしいのはシリコン型太陽光発電と風力発電です。
この2つは不安定すぎてアテにならない。こんなもんを推進してきた日本政府のエネルギー政策は完全に失策であることに疑いの余地はありません。
特に、シリコン型太陽電池にいたっては「再生可能エネルギー」という謳い文句のはずが森林を切り開いて設置されていて環境に悪いうえに、崖崩れの原因になるので日本国民の生命を脅かす厄介者と化しています。
さらにシリコン型太陽電池は80~90%中国で生産されているため、安全保障上好ましくありませんし、中国を豊かにしてしまうだけです。
小池百合子にとっては最適のようですが。
さらに、シリコン型太陽電池にはインジウム、ガリウム、セレンなどのレアメタルが使用されておりこれらも日本では採取できず、大半は中国が握っています。
不安定・環境破壊・中国依存なモノは不要です。