日本にオールインした投資の備忘録

後で振り返るための記録、2023.9から日本株にオールイン。動物愛護、反財務省・反緊縮財政・反移民も語ります。

「日本の財政は破綻する」というブログ記事

最近、みかけました。


そのブログによれば、藤巻健史というモルガン銀行(JPモルガンチェース銀行?)の東京支店長をしていた人物の寄稿を見てそう感じたらしいです。


まず1つ大切なことは肩書の響きが良いからといって、その人の意見がすべて正しいわけではありません。


これは人生においても言えることですが、ある程度自分の頭で考えないと大変なことになります。


「日本の財政はもう後戻りできないところまで来ていて、遠くない将来にハイパーインフレと円安が日本を襲うとのことです。今でも1200兆円を超える借金があるのにばらまきを続け、更には消費税減税まで訴えている政党があります。こんな状況がいつまでも続くわけないというのは誰でもわかることですよね。」


おそらくですが、財源と税の違いを理解できていないものと思われます。
自国通貨建て国債で財政破綻しません、というか通貨発行権があるのにどうやって財政破綻するの?
自国通貨建て国債の償還時に起きることは新たな国債を発行して借り換えるだけです。
利息があるじゃないか!という疑問に対する答えは、国債は大半政府の子会社である日銀が保有しています、そもそも連結決算の概念では相殺されておしまいですが、実際は一度日銀に利息分を支払った後、日銀から国庫納付金としてまた政府にバックされます。



「他の先進国では、コロナ対策で財政を出動させても財源を一緒に考える。
日本はそれができない。民度が低いんだと思います」


これ、恐ろしい発想です。無知ゆえ、自国民への中傷してしまう。
きっとドイツとかEU各国を念頭に置いた発言だと思うんですが、通貨発行権がないので当たり前です、EU各国はユーロを発行できませんから財源=税です。


「1200兆円の借金は日本国民が何とかするしかないのですから」


政府の負債であり、日本国民の負債ではないです。
きっと財務省の「国民一人あたり何百万の借金があります!」をそのまま信じているのでしょう。
実際は、政府が国債を発行して財政支出すると日本国民の資産が増えることになります。
てか、政府の負債がどこに転嫁されてると思ってるんでしょうか、どっかに消えちゃうとか思ってるのか私には理解ができません。



インデックス投資をしていれば、多少なりともカネに対しての知識はあるはずです。
が、貨幣観が全くない。そこが日本の問題点かと思います。